ぜんそくは、非常に苦しい発作をともなう呼吸器系の疾患。そんな症状に怯える人々の生活の質を高めるために開発されたのが、スマートフォンで肺機能を検査して診断や治療に役立つデータを記録する「Wing」だ。現在、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援を募集している。
Wingは、肺機能を調べられるセンサと、スマートフォンアプリで構成される検査システム。センサをスマートフォンに接続し、1秒間に吐き出せる空気の量(FEV1)と吐き出せる速度(ピークフロー)を計測することで、発作の兆候を早い段階で見つけられるという。
肺機能の状態を毎日調べると、発作につながる自覚症状を感じる前に対策を講じられる。記録した計測結果を医師に見せれば、診察に役立ててもらえるだろう。
ぜんそくのほかにも、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、嚢胞性線維症(CF)、肺線維症(PF)とった疾病の検査も可能だという。
Indiegogoでの目標金額は5万ドル。記事執筆時点(日本時間10月21日14時)で約1万3000ドルの資金を集めている。
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