妊娠して小さな生命を宿している期間は、強い幸福感に満たされるそうだ。しかし、順調に成長しているかどうかは、ときどき受診する病院で検査してもらわないと分からない。そのため、心配な日々を過ごす妊婦さんも多いと聞く。
そこで、胎児の一番近くにいる妊婦さんにこそ成長を直接感じてもらいたい、という想いで開発されたウェアラブルデバイスが「Modoo」だ。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援を募集している。
Modooは、妊婦のお腹に貼り付けて胎児の心拍や動きをモニターするデバイス。計測データは、連携させたスマートフォンでいつでも確認できる。直径40mm×厚さ6mm、重さ20g未満と小さく軽いので、負担なく常に装着しておける。
心拍などの情報は、変化を記録しておいて家族や友達、医師に見せられる。録音した心音を聞くことも可能。
Modooは、胎児の状態だけでなく、母親の心拍、呼吸、歩数、睡眠状況などもモニターし、母子の体調管理を支援する。体調に応じて、スマートフォンアプリが食事のアドバイスをしたり、運動を勧めたりしてくれる。
Indiegogoでの目標金額は5万ドル。記事執筆時点(日本時間10月9日11時)でキャンペーンを開始したばかりだが、すでに目標の半分を超える約2万8000ドルの資金を集めている。
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