Googleは米国時間9月15日、「Googleマップ」でケニア初のストリートビュー画像を公開した。アフリカの雄大な景色だけでなく、野生のゾウやシマウマの姿が楽しめる。
景色を閲覧できるのは、ケニアのサンブル国立保護区(Samburu National Reserve)、デイビッド・シェルドリック野生動物基金(David Sheldrick Wildlife Trust)、そして世界遺産に登録されたレワ野生生物保護管理公園(Lewa Wildlife Conservancy)。「保護団体と共にゾウの生息地を探る」をテーマに掲げ、ゾウの保護団体であるSave the Elephantsや、サンブル郡政府の協力を得て撮影した。
ストリートビュー画像には、泥浴びするゾウやシマウマの群れが写っている。
Save the ElephantsのDavid Dabellen氏によると、アフリカ全体で2010年から2012年のあいだに10万頭のゾウが象牙目的で殺されたという。ただし、保護活動や、親を亡くしたり親とはぐれたりした子ゾウを育てて野性に返す活動が実を結び、生息数が徐々に増えているという。
Save the Elephantsは、ゾウにGPS対応発信器を取り付けて「Google Earth」上で見守る活動も実施し、不審な動きを見つけるとレンジャーを派遣して状況を確認するなどしている。
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