妊娠を望む女性は基礎体温を測って体調変化パターンを把握しようとするが、これはかなり大変な作業。毎朝欠かさず、目覚めたら布団から出ずにその場で体温を測る必要があり、脇の下で測ると気温の影響などを受けて誤差が多くなりがちだ。安定した周期を見いだせるまで、日々欠かせない努力が要求される。
そんな女性の悩みを解消できるスマート基礎体温計「YONO」が、クラウドファンディングサービスKickstarterで支援募集中だ。
YONOは、耳に装着して使う体温計。寝るときから起床するまで着けたままにしておくと、自動的に体温を計測してくれる。鼓膜周辺の温度を測るため、誤差の少ない安定した計測ができる。
体温が最も低い状態である基礎体温は、就寝中の午前2時から6時のあいだに現れることが一般的で、通常の基礎体温計では直接測れない。YONOは寝ているあいだに何度も測って基礎体温を求めるので、精度の高い計測が可能だ。
計測したデータは、起床後にYONOをベースステーションに戻すと、そこからBluetoothでスマートフォンに転送される。データが蓄積されると、スマートフォン用アプリケーションで排卵日を予測したり、ホルモンの周期を確認したりできる。
YONOの動作に必要な電力は、ベースステーションから自動的に充電される。ベースステーションも充電式で、1回充電すれば1週間はそのまま使える。そのため、旅行に出かける際も持ち運んで使いやすい。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間9月17日まで。目標金額の3万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間8月4日13時)で約1万4000ドルの資金を集めている。
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