Net Applicationsによると、Googleの「Chrome」はライバルの「Firefox」を上回る人気を獲得し続けているという。
デスクトップブラウザについて、世界のウェブトラフィックに占めるChromeのシェアは、3月の24.9%、4月の25.6%、5月の26.3%から6月は27.2%へと増加した。この1年間にChromeのシェアは、2014年6月の19.3%から大幅に増加している。
MozillaのFirefoxは6月に12%のウェブトラフィックシェアを獲得しており、4月の11.7%、5月の11.8%からは微増している。だが、より長期的に見るとFirefoxのシェアは低下傾向にある。Net Applicationsによると、2014年6月時点ではウェブトラフィックに占めるFirefoxのシェアは15.5%だった。
「Internet Explorer(IE)」は依然として首位に立っているが、6月のウェブトラフィックに占めるシェアは、5月の55.1%から54%に下がった。Net Applicationsによれば、IEのシェアは相対的に見て横ばいで、実際のシェア争いはChromeとFirefoxの間で繰り広げられてきた。だが、圧倒的な市場シェアを誇っているものの、IEは全盛期を過ぎてきており、さらにはMicrosoft自体もIEへの信頼を失っているように見える。7月後半に一般ユーザー向けにリリースされる新OS「Windows 10」では、IEに代わるブラウザとして「Edge」が搭載される予定だ。
Net Applicationsの統計データは、ほかのウェブ調査会社の結果と異なる。たとえばStatCounterのデータでは、ウェブトラフィックにおいてChromeがIEやFirefoxなどの他のブラウザを圧倒している。ウェブ調査会社はそれぞれがある程度は独自の方法とソースを用いてウェブトラフィックデータを算出している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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