Appleは、同社のモバイルOS「iOS」に対しては初となるパブリックベータプログラムの開始を計画している。9to5Macが米国時間2月20日、消息筋の話として報じた。
Appleは2014年、同社デスクトップOS向けのパブリックベータプログラムを「OS X Yosemite」で開始している。9to5Macによると、Appleは、今後公開が予定されている「iOS 8.3」を3月中旬に「AppleSeed」プログラム経由でリリースすることを考えているという。このリリースは、同じ週に開発者向けに提供される3番目のiOS 8.3ベータと同じ内容になると9to5Macは報じている。
9to5Macによると、Appleは、6月に開催される同社の年次開発者会議Worldwide Developer Conference(WWDC)で次期モバイルOS「iOS 9」を披露すると考えられているが、同OSについては、夏の間にパブリックベータをリリースし、最終バージョンを秋に公開するとみられているという。
iOS 9は2月に入って、安定化と最適化が最も特筆すべき特長になると報じられている。この件を報じた9to5Macの情報筋によると、「Monarch」という開発コード名で呼ばれているiOS 9の開発を担当するエンジニアは、大型の新機能を追加で提供することのみに注力するのではなく、バグの修正、安定性の維持、性能の向上に「大きく」注力しているという。また、Appleは、同OSおよびアップデートを扱いやすいサイズにとどめる努力を続けていると9to5Macは伝えている。
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