MMD研究所は10月5日、9都市39地域の「iPhone 5のキャリア・地域別通信速度比較調査」結果を発表した。スピードテストでは、総合的に見ると、au版がダウンロード平均13.44Mbpsに対して、ソフトバンク版が平均9.56Mbpsと、au版優勢の結果となった。
勝敗の決め手となったのはLTEの捕捉状況と通信の安定度で、全調査スポット39カ所のうち、au版が36カ所でLTEが入ったのに対し、ソフトバンク版は25カ所となった。
LTEが入る調査スポットに限定した場合、au版は平均ダウンロード14.16Mbpsとなっており、各調査スポットで通信が安定していた。一方ソフトバンク版は、LTE限定の平均ダウンロードは12.11Mbpsとなり、数値を伸ばすが、LTEにつながりながらも調査スポットごとで通信速度に差が出る結果になったという。
全体的に、今回の調査スポットでは、au版のLTE捕捉状況が高く、通信が安定していたと説明。特に地下街や地下鉄では、顕著に速度差が出る結果としている。
次に、Yahoo! Japanのウェブ表示速度では、au版が平均2.62秒、ソフトバンク版が平均4.21秒を記録し、全国的にau版の表示速度が速い結果となった。スピードテスト同様に、LTEを捕捉できる場所に限定してみると、au版が2.47秒、ソフトバンク版が2.81秒と、au版の方が速いが大きな差はなかったという。
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