Twitterにおいて米国時間6月21日午前、断続的にサイトサービスが停止するという事態が発生し、ユーザーらにとっては混乱の1日となった。同サービスは、米国太平洋時間午前9時ごろからの2時間で停止と復旧を複数回繰り返した。
Twitterは、サービス停止は攻撃によるものではなく、Twitterのシステム内における故障によるものだったと述べた。
同社の広報担当者らは21日午後12時17分、「21日のサービス停止は、われわれのインフラコンポーネントの1つにおける連鎖的なバグによるものである」とツイートした。「すぐに更新情報を提供する予定である」(広報担当者らのツイート)
一方、CBS Atlantaは、ハッカーグループUGNaziが同サイトを積極的に攻撃していると述べたと報じた。
ハッカーであるHannah Sweet氏(「Cosmo」およびTwitter上では@CosmoTheGodとして知られる)は、UGNaziが「分散型サービス拒否(DDoS)」攻撃によってTwitterを世界中で40分間停止させ、同ハッカーらは攻撃を継続していると主張している。
Sweet氏は、UGNaziがTwitterを攻撃したのは、同サイトが「Cyber Intelligence Sharing and Protection Act」(CISPA)を支持しているからだと述べた。CISPAは、米連邦政府と民間企業が潜在的なサイバー脅威に関する情報を共有することを許可する法案である。
Twitterは、サービス中断から1時間以上経過した午前の半ばになってサービスが復旧したと述べたが同サイトはその後、再びダウンした。
午前10時57分時点のステータスには、「更新情報:問題は継続中であり、エンジニアが解決に向けて作業中である」と記されている。同サイトのサービスは、午後に入っても不安定な状態が続いた。
モニタリングサイトPingdomによると、Twitterは、米国太平洋時間午前9時から完全にダウンしていたようである。Pingdomの統計によると、今回のサービス停止は、Twitterにおいてこの何カ月間で最悪のものであるようだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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