Facebookの新規株式公開(IPO)が注目を集める中、Microsoftが同社独自のソーシャルネットワーキングへの取り組みである「So.cl」を静かにローンチした。
もっとも、So.clはFacebookと競合することを意図したサービスではない。2011年に詳細が流出した同プロジェクトは、学生同士がネットワークを形成して、情報を共有できるようにするために設計された。
Microsoftは同アプリの説明の中で、「So.cl(『ソーシャル』と発音)は、学習を目的として検索とソーシャルネットワーキングを統合する、FUSE Labsの最新の実験だ」と述べた。ユーザーはFacebookまたは「Windows Live」アカウントを使って、同ネットワークにログインする。ログインが完了すると、興味を引くさまざまな話題についてのお勧めがユーザーに提示される。
So.clは、Facebookの共有およびシェアボタンによく似たブックマークレット機能を備えている。ユーザーはブックマークツールバーの「Share on So.cl」ボタンを使って、興味深いウェブサイトをほかのSo.clユーザーと共有できる。ユーザーはほかのユーザーの投稿について、共有やコメントおよびタグの付与ができるほか、「Riff」という機能を実行することも可能である。これは、Microsoftが「コンテンツとのインタラクションおよびインプロビゼーション(即興)を可能にする新しい方法」と表現する機能だ。
So.clの顕著な特徴に、ユーザーがほかのユーザーと共有可能な動画を検索してまとめることができる「ビデオパーティー」の作成機能がある。
Microsoftによると、So.clは当初、「実験的な研究プロジェクト」として、ワシントン大学、シラキュース大学、ニューヨーク大学の情報およびデザインを専攻する学生を対象に提供されていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス