Microsoftによる新しい「Windows」の開発が遅々として進まないため、最初はわずかな数の「Windows RT」デバイスしか登場しないだろう、と情報筋がCNETに語った。
Microsoftの計画に詳しい情報筋によると、NVIDIA、Qualcomm、Texas Instrumentsの各チップメーカーは、デバイス用にそれぞれ2つの「割り当て」をもらえるという。
ある情報筋は、上記のチップメーカー3社が使用する、英国に本拠地を置くARMのチップ設計に関し、「ARMは各社2つの設計に限定されている。つまり、最初の設計は合計6つになる」と述べた。
Windows RTは「Windows on ARM」とも呼ばれ、ARMチップで動作する初のメインストリームとなるデスクトップクラスのWindows OSだ。ARMチップベンダーごとにプラットフォームが異なるため、これがMicrosoftにとって課題となる。一方、Intelは十数以上のWindows 8用の設計を用意すると予測されている。
最終的な製品が決定されていないケースもあるが、NVIDIAのチップはAsusとLenovoによるWindows RT用の設計に搭載されるかもしれない。これらの設計として可能性があるのは、タブレット、タブレットとノートブックのハイブリッド、あるいは一般的な二つ折りのノートブックだろう。
NVIDIAの計画に詳しい別の情報筋によると、Nvidiaは「2つの製造業者と協力している」という。
情報筋によると、Qualcommの割り当ての1つはHewlett-Packardのタブレット向けに予定されていたが、状況が流動的であり2012年には実現しない可能性があるという。QualcommではNokiaも候補に上がっていると、最初の情報筋は述べている。
Texas Instrumentsの状況はさらに不明だが、設計が登場するのは遅くなるだろうと情報筋は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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