もしメーカー各社が先例にならえば、「Windows 8」タブレットおよびハイブリッドには、Appleの最新「iPad」の「Retina Display」に匹敵、あるいはそれを凌駕するディスプレイが搭載されることになる。
Microsoftの「Building Windows 8」ブログに記事を投稿したSteven Sinofsky氏は、新型iPadのスクリーンに直接言及し、最低でも135dpiのピクセル密度を備える次期タブレット群について話した。「われわれの多くが慣れ親しんでいるものよりも、はるかに高いピクセル密度だ」とSinofsky氏は言う。
Sinofsky氏はタブレットディスプレイについて、ブログで主に以下のことを述べた。
- 135dpi以上のピクセル密度:多くのWindows 8タブレットPCは、最低でも135dpi以上のピクセル密度を備えるようになる。Sinofsky氏は、ピクセル解像度1920×1080(ピクセル密度は190dpi)の11.6インチスクリーンを備えた「HDタブレット」と、ピクセル解像度2560×1440の11.6インチスクリーンを備えた「クアッドXGAタブレット」に言及した。後者のピクセル密度は253dpiである。
- そして、あの新型iPadのスクリーンについて:Sinofsky氏は、「新しいiPadのスクリーンに興味を持つ人もいるかもしれない」と述べた。Appleはあのスクリーンで200%の倍率を選んだ、と同氏は語った。さらに同氏によると、新型iPadのスクリーンは同一サイズのスクリーン上で2倍のピクセル密度を実現しているという。また、「『iPad 2』を新型iPadと比較した場合、200%の倍率は、1024×768のピクセル解像度と新しい解像度で見える範囲が全く同じであることを意味するが、新解像度では多くのピクセルが使われているため、よりシャープに見える」という。
- 倍率:Windows 8のアプリは、より多くのコンテンツを表示して、その利用可能なスペースを満たすことができる。開発者は、スクリーンサイズがタブレットから大型のデスクトップモニタに変わったときにより多くのコンテンツを表示するようなアプリを構築できる。
- スクリーン解像度の最低要件:Microsoftは最低要件として、1024×768を選択した。この解像度があれば、「Metro」スタイルアプリのリッチなレイアウトをサポートできる。Sinofsky氏は、「解像度が1024×768以下のスクリーンを使っている『Windows 7』ユーザーはわずか1.2%であることを、われわれは確認している」とも述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。