Mozillaは米国時間11月8日、「Firefox 8」をリリースした。同バージョンでは一部のアドオンが排除されている。
ユーザーがウェブ体験を制御できるようにすることは、Mozillaの長年にわたる優先課題であり、Firefox 8はこの点において新しい一歩を踏み出している。これまでのバージョンでは、サードパーティーソフトウェアによってFirefoxに新機能を追加することができた。例えば、Skypeのツールは、簡単にオンライン通話ができるように電話番号をハイライト表示する。しかし、Firefox 8では、サードパーティーがインストールするアドオンはデフォルトでは無効化される。
MozillaのプログラマーであるJustin "Fligtar" Scott氏は同機能に関するブログ投稿で、「サードパーティーがインストールするこれらのアドオンにはいくつかの問題がある。Firefoxの起動時間やページ読み込み時間を遅くしたり、結局は使用されなくなることの多いツールバーをインターフェース上に乱雑に配置したり、互換性やセキュリティに関するアップデートへの対応に遅れたりする可能性がある。そして最も重要な問題は、そのアドオンに対する制御をユーザーから取り上げてしまう点である」と述べた。
またMozillaは、インストール済みのアドオンをユーザーが本当に必要としているかどうかを確認する方法にも取り組んでいる。新しいブラウザをインストールすると、どのアドオンを有効または無効にするかの選択をユーザーに求めるダイアログボックスが表示される。ユーザーがインストールしたものはデフォルトで有効化されるが、サードパーティーがインストールしたものはデフォルトでは無効化される。
Firefox 8には他にどのような機能があるのだろうか?リリースノートなどの情報によると、以下のようないくつかの新機能が提供される予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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