米国モバイル端末利用、「Android」ではアプリケーションが中心--ニールセン調査

Jessica Dolcourt (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫2011年09月27日 12時01分

 われわれ米CNETの記者は、誰にも負けないくらいスマートフォンやタブレットの統計データへの関心が高い。そんなわれわれが、米国時間9月26日朝から開催された「Mobilize 2011」カンファレンスで、Nielsenのデジタル担当ゼネラルマネージャーJonathan Carson氏から多くの統計データを入手することができた。

 残念ながら、すばらしい出来栄えの円グラフをすべて持ち帰ることはできなかったのだが、印象に残った興味深い数値データがいくつかある。その中には、以前からすでに知っていたものもあれば、初めて知ったものもあるが、これらのデータを全体の状況と照らし合わせて見れば、タブレットやスマートフォンが米国で(あるいは、少なくともNielsenの調査範囲の中で)どのように使われているかについて、全体像に近づくことができる。

「Android」ではアプリケーションの利用が中心

  • 新規購入されたデバイスの58%がスマートフォン
  • 新規購入されたデバイスのうち、スマートフォンを新規購入した人の56%がAndroidを選択
  • Androidは、米国のスマートフォン市場でおよそ50%のシェアを獲得
  • Androidユーザーは、通話をしないどころかインターネットも利用しない(インターネットの利用時間は合計利用時間のわずか9%)。利用時間の大半(55%)をアプリケーションに費やしている
  • モバイルプラットフォーム向けアプリケーションでは、ユーザーの関心の43%が上位10位のアプリケーションに集中し、上位50位のアプリケーションがユーザーの関心のほとんどすべてを集めている
  • ただし、上位50位のアプリケーションは毎月入れ替わる。たとえば、2011年6月から7月までの間には、上位50位のうち11本が入れ替わった

タブレットの使用目的

  • タブレットの使用目的で多いのは、ニュースの閲覧(61%)、電子書籍の閲覧(44%)、音楽の再生(35%)、およびテレビの視聴(31%)となっている
  • ニュースの閲覧が占める割合は、タブレットとスマートフォンでそれほど変わらない(タブレットの61%に対し、スマートフォンは51%)
  • ところが、電子書籍の閲覧(タブレットの44%に対し、スマートフォンは12%)、テレビの視聴(タブレットの31%に対し、スマートフォンは8%)、および雑誌の閲覧(タブレットの26%に対し、スマートフォンは6%)については、タブレットの方が使用割合が高い

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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