GoogleのAdMobサービスが先週発表した調査結果によると、タブレットはノートPCやデスクトップ、さらにはテレビからユーザーを奪い始めている可能性があるという。
Googleのモバイル広告ネットワークで、トラフィック追跡サービスやトレンド発見事業も手がけるAdMobがまとめたこの調査は、1430人の回答者を対象に3月に実施された。タブレットデバイスの具体的なブランド名は明示されていない。
今回の調査では、77%の回答者がタブレット購入後にPCの使用頻度が減ったと述べ、43%はデスクトップやノートPCよりもスレートを使う時間の方が長いと答えた。テレビについては、3分の1の回答者がテレビよりもタブレットの画面を見ることの方が多いと答えた。
そのほかの調査結果
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タブレットに関しては、「モバイルデバイス」というのはキッチンや私室、寝室の間を持ち運びできるデバイスを意味しているようだ。82%の回答者はスレートを自宅で使用していると述べた。外出中にタブレットを使うと答えた回答者はわずか11%で、職場で使用すると答えた人は7%だけだった。また、タブレットは夜(62%)と平日(69%)に使われることが多いようだ。半数を大幅に上回る回答者(68%)が、最低でも1日に1時間以上はスレートを使うと答えた(38%は2時間以上使用すると述べた)。
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タブレットがメインのコンピュータだと答えた回答者は全体の28%だった。
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「タブレットの使用目的を全て選択」するよう求めた質問では、84%の回答者が「ゲームのプレイ」にチェックを入れた。その次に多かったのは情報検索(78%)で以下、電子メール(74%)、ニュース閲覧(61%)、ソーシャルネットワーキング(56%)、音楽および動画のチェック(51%)、電子書籍閲覧 (46%)、オンラインショッピング(42%)と続いた。「その他」を選んだ人は全体の19%だった。
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59%の回答者は従来の紙書籍を読むことよりもタブレットを使うことの方が多いと述べ、「紙書籍の衰退(print is dead)」が明らかになった。52%はラジオのダイアルを回すことよりもスレートを使ってネットサーフィンをすることの方が多いと答えたことが分かった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので
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