2010年、市場に流通しているスマートフォンの中で購入希望者が最も多かったのは、間違いなく「iPhone」だった。しかし、Nielsenが2011年第1四半期に実施した最新の調査結果によると、そうした状況は変わってきているという。
Nielsenによれば、米国のモバイルコンシューマーの31%は1年以内に「Android」スマートフォンの購入を予定しているという。また、回答者の30%は12カ月以内にiPhoneの入手を計画している。Research In Motion(RIM)の「BlackBerry」スマートフォンと「Windows Phone 7」デバイスが欲しいと答えた人は、それぞれ11%と6%だった。意外なことに、回答者の20%は自分がどのスマートフォンを買いたいのかまだ把握していなかった。
2010年7~9月にNielsenが実施した同様の調査の結果は、かなり異なるものだった。当時、購入希望者が最も多かったスマートフォンはiPhoneで、回答者の33%が興味を示していた。当時、Androidデバイスの入手を計画していたコンシューマーは26%だった。RIMのBlackBerryスマートフォンとWindows Phone 7デバイスが欲しいと答えた人は、それぞれ13%と7%だった。
購入希望機種に加えて、Nielsenは回答者が過去6カ月以内に購入したデバイスについても調べた。それによると、Androidを購入した回答者は50%だったのに対し、iPhoneを購入した人は25%だったという。3番目に多かったのはRIMのBlackBerryで、過去6カ月間における市場シェアは15%だった。
Nielsenが2011年3月を通して行った調査によると、Androidの米国における市場シェアは37%で、これに続いたのはシェア27%のAppleの「iOS」だったという。3位はRIMのBlackBerry OSで、市場シェアは22%だった。「Windows Mobile」とWindows Phone 7のシェアは10%に留まった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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