Amazon.comはThe Wall Street Journal(WSJ)に対し、ウェブサイトの新デザインをテストしていることを認めた。
すでに申し分のない使いやすさを実現しているサイトにしてはおかしな話だが、今回のデザイン刷新の狙いはさらに使いやすくすることだという。
変更前と変更後のスクリーンショットを見てほしい。表示される商品の数は少なく、余白が多くなっており、気がかりなほどサイトの洗練度が上がっているとの見方もできる(小売業者は常に、洗練し過ぎてしまうことを懸念している)。
検索ボックスがどれほど大きくなったかという点にも注目だ。ただ覚えていてほしいのは、Amazonは必ずしもユーザーにCDや書籍を購入してほしいわけではないということだ。それよりも、バーチャルなガジェット系商品を購入してほしいと考えている。その方が、はるかに手間がかからないからだ。実際のところ、従来はページ左側にあったカテゴリ一覧を隠したのは、よりいっそうユーザーの直近のニーズに合わせてサイトがパーソナライズ化されることを示唆しているのかもしれない。
これらはすべて、発売が噂されるAmazonの新型タブレットと関連があるかもしれない。しかもこの端末は、何と「Kindle」という名称になる可能性がある。「iPad」のライバルになると言われているこの新型タブレットは、わずか250ドルで販売されるかもしれないと報じられている。
今回の新デザインは、現時点ですべてのユーザーが確認できるわけではない。AmazonがWSJに述べたところによると、「当社は現在、引き続き新デザインをさらに多くの顧客に公開しているところだが、すべてのユーザーに新デザインが公開されるのがいつになるかは予想できない」という。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス