楽天は8月6日、楽天市場の店舗で買い物をした顧客の個人情報が流出した事件(関連記事)に関して、8月6日午後10時現在、累計で3万6239件の個人情報流出を確認したと発表した。いずれもセンターロードが運営するAMCで取引をした顧客の情報だという。
8月5日にマスコミから提供された追加情報をもとに調査したことで判明した。AMCの累計受注件数である約9万4000件のうち、約3分の1の情報が流出したことになる。
このうちクレジットカード番号が含まれるのは1万26件だ。同社ではすでにAMCでクレジット決済を行った約2万1000件の顧客に対して注意喚起の連絡をしており、クレジットカード番号が流出した顧客にもこの連絡をしているという。また、カード会社に対してクレジット情報の不正利用がないかどうか、監視(モニタリング)するよう依頼している。
なお、楽天によれば、マスコミから提供された情報には、楽天以外のサイトで購入手続きが行われたと思われる取引情報が少なくとも8545件含まれていたという(関連記事)。
楽天では事件の再発を防ぐため、8月11日から店舗側がクレジットカード番号を取り扱うことなく受注処理できる「楽天市場 カード決済代行あんしんサービス」や「R-Card plus」と呼ばれる制度を導入する(関連記事)。
楽天では、「引き続き警察当局ならびに当該店舗と連携しつつ、警察当局による犯人検挙に向けて最大限の協力を行ってまいります。皆様には大変ご心配をお掛けしておりますが、新たな事実が判明した場合は、捜査に支障のない範囲で速やかにホームページで開示申し上げます」としている。
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