Jo Best (silicon.com)
2004/08/24 09:29
ユーザーのPCだけでなく、家庭内にも侵入しようとする新型ワームが発見された。
「Rbot-GR」というこのワームは、Microsoft製品のなかにあるセキュリティ脆弱性を悪用し、感染したマシンにトロイの木馬をインストールする。そして、感染したマシンに接続するウェブカメラ(ウェブカム)やマイクを乗っ取ってユーザーを監視し、ハッカーに画像や録音した音声を送信する、とウイルス対策ソフトメーカーのSophosは述べている。
このワームを利用したハッカーは、世界中の家庭や企業のなかの様子を覗けるだけでなく、感染したマシンのハードディスクに保存された情報を見たり、パスワードを盗んだり、あるいはDoS攻撃を仕掛けたりもできるという。
Sophosのシニアテクノロジーコンサルタント、Graham Cluleyは、このワームが産業スパイに--または単に詮索好きなハッカーがユーザーのプライバシーを覗くのに--利用される可能性があると述べている。
「このワームをつくったのがプロのスパイなのか、それとも好奇心旺盛な10代の若者なのか、はっきりとは言い難い」とCluleyは言う。「確実に分かっているのは、Rbotワームには数百種類のバージョンがあり、そのいずれもが何らかの形で無防備なユーザーのデータにリモートアクセスするよう設計されているということだ。今回のウイルスはさらに進んで、特にウェブカムの捕らえた映像を収集する。ワームにさまざまな機能を組み合わせるハッカーがますます増えているようだ」(Cluley)
このウイルスに感染しているユーザーは、自分のすべての行動がハッカーに監視されていることに気づいていないかもしれない。ウェブカムには使用中であることを示すランプ付きのものもあるが、こうしたランプがついていないカメラの場合、ハッカーに監視されていることは全くわからない。
それでも、ウイルス作者らの詮索の目を逃れられる簡単な方法がある。それは、不使用時はウェブカメラを取り外すか、カメラの電源をオフにすることだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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