Mozillaは2009年に、「Firefox 3.6」「Firefox 3.7」「Firefox 4.0」のリリース計画を策定した。しかし、Mozillaは2010年に入って、そのスケジュールに変更が生じていることを発表している。11日のウェブキャストで発表された新しいスケジュールには、Firefox 3.7は存在しなかった。
なぜロードマップを変更したのだろうか? 3.7の主要な機能の1つであったプラグインの別プロセス化機能(out-of-process plug-ins:OOPP。Adobe Systemsの「Flash Player」などのプラグインを、独立した別のメモリ領域に移動して、安定性の改善を図る機能)は、予定を早めて「Firefox 3.6.4」(開発コード名:Lorentz)に組み込まれ、現在ベータテスト中である。一方、Mozillaは、予定しているユーザーインターフェースの大改造と、「Jetpack」という新しいエクステンション基盤に対する「再起動された」計画に対応するために、さらに時間が必要であると結論付けた。
では、そのスケジュールはどうなっているのか? 計画通りならば、次のようになるはずだ。
「最初のベータ版を6月末までにリリースする必要があると思う」と同氏は、2009年7月初めのMozilla Summitの前に述べていた。そのバージョンをリリースすれば「(正式版を)10月か11月頃にリリースできる」(Beltzner氏)
そのようなスケジュールが可能なのだろうか? 2009年に予定されていたFirefox 3.6のリリースは、2010年初頭にずれ込んだ。「厳しいスケジュールであることは確かだ。既に進行中のプロジェクトに集中し、それらによって本当に素晴らしいFirefox 4を築き上げられるようにしなければならない」とBeltzner氏は述べた。そして、新しいプロジェクトを組み込みたいプログラマーは、その利点を今すぐ証明する必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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