「Firefox 3.0」の登場から2年足らずで、Mozillaは同シリーズの最終版となるバージョン3.0.19をリリースした。
Firefox 3.0はオープンソースブラウザであるFirefoxにとって、普及の中心的役割を果たす存在だった。2008年7月のリリース時は「Download Day」が設定され、それ以来、着々と利用者を増やしてきた。しかし、その後「Firefox 3.5」、さらには「Firefox 3.6」がこれに取って代わり、MozillaはFirefox 3.0系統のサポートを終わりにする決断を下した。
バージョン3.0.19と同時に、5件のセキュリティに関する重大な脆弱性が修正された「Firefox 3.5.9」もリリースされた。一方、バージョン3.0.19の変更はそれほど大きなものではなく、セキュリティと安定性の問題13件が修正されるにとどまっている。
ただしMozillaは、ユーザーに対し、両バージョンからのバージョンアップを呼びかけている。
MozillaのChristian Legnitto氏は米国時間3月30日のブログ記事で「これはFirefox 3.0向けに予定されているものとしては、最後のセキュリティおよび安定性に関するリリースだ」と述べ、以下のように続けている。「すべてのユーザーにFirefox 3.6へのアップグレードをおすすめする。『http://firefox.com/』からダウンロードするか、Firefox 3.5.9または3.0.19を使っている場合はヘルプメニューから『ソフトウェアの更新を確認』を選べば、アップグレードを行える」
またこれとは別に、Mozillaの電子メール部門Mozilla Messagingが、「Thunderbird 3.0.4」をリリースした。この新バージョンではセキュリティの重大な脆弱性が3件修正されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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