Mozillaは、「Firefox 3.6」のリリース候補第1版(RC1)をWindows、Mac、Linux向けにリリースした。
新バージョンのFirefoxには、ブラウザの外観をカスタマイズ可能な「Personas」が搭載されている。また、安定性を向上するため、サードパーティー製のソフトウェアがファイルシステムに入り込むことがないようにロックする機能が追加されたほか、おそらくは「Google Chrome」にも十分に対抗できるようにと、起動時間を短縮して、JavaScriptのパフォーマンスおよびブラウザレスポンスを向上させることに成功している。
Firefox 3.6のRC1版は、Mozillaのダウンロードサイトから入手可能である。
多くのユーザーは、新たなスキンやパフォーマンスの向上に気付くだろうが、表面的には見えない変更が加えられていることを、開発者は知っておくべきである。その1つには、ファイルインターフェースのサポートが挙げられ、複数の写真をアップロードするといったタスクを実行しやすくなり、「HTML5」標準の草案に準拠したものとなっている。別の大きな変更点としては、スクリプトを非同期で実行できることが挙げられ、より優先度の高いタスクが完了するまで他のタスクの実行を後回しにすることで、ウェブページの読み込み速度を向上させられるようになっている。
Mozillaは、より頻繁にブラウザの最新版をリリースする計画の一環で、2009年中には最新アップデートを正式にリリースする予定であったものの、Firefox 3.6や「Firefox 4.0」のリリースまでに当初の見通しよりも多くの時間を割かざるを得なくなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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