ソーシャルネットワーキングの草分けであるFriendsterは、先ごろ刷新を終えたばかりだが、自社の売却先を見つけた。
オンライン決済を手がけるマレーシアのMOL GlobalとFriendsterは現地時間12月9日遅く、MOLがFriendsterの買収に同意したことを発表した。買収条件は明らかにされなかったが、先週、提示価格は1億ドルあたりからスタートするのではないか、との憶測が流れた。
Friendsterの最高経営責任者(CEO)であるRichard Kimber氏は先週、同ソーシャルネットワーキングサイトがアジアの若者市場向けに刷新したサイトを公開する中で、自社を売却しようとしていることを認めた。新しくなったFriendsterサイトは、仮想通貨やさまざまなゲーム、仮想ギフトなど、ソーシャルゲーム人気の活用を目的とした機能群を提供している。
世界のFriendsterの登録ユーザー1億1500万人のうち、7500万人はアジアに住んでおり、同サイトのトラフィックの90%はアジア太平洋地域からのものだ。Friendsterは2007年に、同サイトの翻訳版の提供を開始している。
両社は10月に、MOLが「Friendster Wallet」および「Friendster Gift Shop」向けの決済プラットフォームを提供する提携を発表していた。MOLのプレジデント兼CEOであるGanesh Kumar Bangah氏が合併後の会社のグループCEOに就任し、Kimber氏は非常勤会長のポストに就く予定だ。Kimber氏はGoogleで東南アジアの地域マネージングディレクターを務めていたが、2008年にFriendsterに引き抜かれた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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