日本放送出版協会(NHK出版)は11月13日、Chris Anderson氏の著書『フリー 〈無料〉からお金を生み出す新戦略』(1800円)の発売に先駆けて、ウェブで本文全文の無料公開を開始した。発売日の11月26日まで1万人に限定して公開される。同社にとっては、発売前の全編無料でのウェブ公開は初めての試み。
Anderson氏は、米「WIRED」誌の元編集長であり、「ロングテール理論」の提唱者としても知られている。11月26日に発売される『フリー』の原書(『FREE:The Future of a radical price』)は米国での7月の刊行時に、「freemium」(フリーミアム)戦略として、デジタル形式で無料公開した際に2週間でダウンロード数が30万件を記録し、「NewYork Times」紙のベストセラーにランクインしている。
こうした事態を受けて、NHK出版は特設ウェブサイトで日本語版を無料公開する。同時に、Twitterを活用した情報発信をする。ウェブサイトでは、フリーミアムに関連するブログ記事やTwitterでのつぶやきを集約した「フリーミアムまとめ」、フリーミアムに関係したアンケート結果を紹介するコンテンツも掲載する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス