Googleは、2009年5月に導入した検索ツールのパネルに、新しいフィルタを追加した。
検索結果ページの上部にある「Show options(検索ツールを表示)」というリンクをクリックすると、検索クエリを精密化するフィルタがページの左側にずらりと表示される。これを使うと、動画などコンテンツの種類や期間を指定した検索を行える。Googleの検索プロダクトマネージャーであるNundu Janakiram氏によると、同社は検索ツールのパネルの項目を少しずつ増やしており、期間が過去1時間以内の検索結果や、「Google Books」「Google News」に掲載された中からの検索結果を表示できるようにしていくという。また、買い物をするのか、それ以外の情報を探すのかによって、ショップの検索結果を増減できるようになる。
Google NewsやGoogle Booksの検索自体は今でも可能だが、メインの検索結果ページから移動する必要がない点で、新たな選択項目を追加する方が便利だとGoogleは考えている。「News」フィルタのクリックでGoogle Newsの検索結果が表示されるようになるが、ページの見た目は変わらないとJanakiram氏は述べている。
新しいフィルタを追加することで、Googleは同一の検索結果ページ向けにさまざまな形式の広告を販売できるようになるのかも知れない。利用者が選択したフィルタは「ユーザーの意図を知るシグナルとしての有用性を秘めており、これによって広告表示の仕方を変える」可能性がある、とJanakiram氏は述べている。しかし、実際にGoogleがフィルタによって表示する広告セットを変えてくるかどうかはまだわからない。期間指定による検索のように内容と関連づけにくい場合は広告を表示しないという、現在のやり方をそのまま続ける可能性もある。
こうした機能はGoogleのページを開けば誰でも利用できるが、Googleのアカウントを持っていてウェブ履歴を有効にしている場合は、これまでにどんなページを閲覧したかによって検索結果を絞り込むフィルタも使える。これにより、以前に訪問したページを見つけやすくなるほか、役に立たないと判断したページを確実に除外できるのではないかと、Janakiram氏は話している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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