日経BPコンサルティングは9月30日、企業が運営する800サイトのブランド力を調査したレポート「Webブランド調査2009−?」を発表した。
調査は、「コンテンツ認知度」「アクセス度」「評価(信頼度、好感度、イメージ合致度の平均)」「ユーザビリティ」「ロイヤルティ(利用状況)」に関する回答結果を偏差値化した指標「サイトブランド指数」を基にランキング化した。有効回答数は5万197人(男性:50.4%、女性:49.4%、無回答:0.2%)。
調査によると、800サイトのブランド指数の平均値は51.6で、前回の平均値よりも1.4ポイント下げた。一方でクックパッドや楽天トラベル、Amazon.co.jp、佐川急便の4サイトは、それぞれアクセス度を4ポイント以上伸ばし、回答者の3割以上が「頻繁にアクセス」「時々アクセス」しているという。
なかでもクックパッドは、認知度・アクセス度ともに5ポイント以上アップした。日経BPコンサルティングでは、新書の出版や東証マザーズの情報などが影響していると分析。また、29歳以下の女性を中心に支持が高く、口コミがサイトへの集客にも貢献しているという。なお、総合順位でも122位から42位へ上昇している。
この反面、リクルートが運営するグルメクーポン情報サイト「FooMoo」は、6月末に「ホットペッパー.jp」からサイト名を変更したことで、コンテンツ認知度を26ポイント下げた。日経BPコンサルティングは、「有名サイトであっても、サイト名変更はブランド認知に大きな影響を与えることを裏付ける結果となった」としている。
調査は7月7日〜26日、インターネット調査により実施。回答者の年齢は、29歳以下が15.0%、30〜39歳が36.8%、40〜49歳が29.5%、50歳以上が18.6%、無回答が0.1%。職業は、会社役員が2.9%、会社員が47.6%、団体役員・団体職員が3.5%、自営業が5.4%、自由業が3.1%、専業主婦が19.0%、学生が2.9%、無職・その他が15.6%となっている。
今回順位 | 前回順位 | サイト名 | 企業名 | サイトブランド指数(今回) | サイトブランド指数(前回) |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | Yahoo! JAPAN | ヤフー | 127.7 | 131.3 |
2 | 2 | 楽天市場 | 楽天 | 117.9 | 116.6 |
3 | 3 | グーグル | 109.3 | 113.3 | |
4 | 4 | Amazon.co.jp | アマゾンジャパン | 105.7 | 100.4 |
5 | 5 | 価格.com | カカクコム | 98.2 | 99.2 |
6 | 6 | Yahoo!オークション | ヤフー | 96.1 | 97.4 |
7 | 7 | Googleマップ | グーグル | 93.3 | 95.9 |
8 | 9 | Yahoo!ショッピング | ヤフー | 92.1 | 89.2 |
9 | 10 | ヤマト運輸 | ヤマト運輸 | 88.6 | 89.0 |
10 | 15 | 楽天トラベル | 楽天トラベル | 88.4 | 82.9 |
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