今から6カ月前、Warner Music Groupのミュージックビデオのライセンスをめぐる同社とYouTubeの交渉が決裂した。それ以来、The Red Hot Chili PeppersやDeath Cab for Cutie、Green Dayといったアーティストのオフィシャルビデオクリップを求めるユーザーは、落胆を感じている。
2人の消息筋によると、両社が新たな交渉を開始したことで、こうした状況が変わる可能性があるという。両社はこの半年のうちに何度か交渉を行ったが、最近の何回かの話し合いはより深く踏み込んだ内容だった、と消息筋は述べた。
消息筋によると、正式には何も決まっておらず、両社が何らかの合意に達するには、まだ長い時間を要するという。しかし、YouTubeとWarner Musicのちょっとした冷戦状態は緩和しているのかもしれない、と消息筋は付け加えた。
Warner MusicとYouTubeの関係者は、コメントを避けた。
YouTubeはWarner Musicのビデオに関するライセンス契約の更新を検討していたが、両社は2008年12月に袂を分かった。
この膠着状態は、Warnerが競合他社に提示されている条件と同等の契約に固執した結果、発生した。別の音楽業界消息筋は、YouTubeとWarner Musicの交渉決裂にはそれよりも遙かに複雑な要因があると述べたが、詳細は明かさなかった。
YouTubeは12月以降、4大レコード会社におけるほかの3企業(Universal Music GroupとSony Music、EMI)とライセンス契約を締結した。YouTubeは、再びすべてのメジャーレーベルのビデオを提供できるようになることを望んでいる。Warnerの所属アーティストはYouTubeに復帰し、ウェブで最も人気のあるこのビデオサイトで、再び多くのユーザーの目に触れることを、おそらく歓迎するだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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