iPhoneやWindows Mobile端末などから自宅のPCにリモートアクセスできるソフト「LogMeIn」が日本に上陸した。NECビッグローブとの協業により有料サービスを展開するほか、無料サービスも提供する。
LogMeInは自宅や企業内のPCを、遠隔から操作するためのソフト。米LogMeIn(旧:3am Labs)が開発し、全世界で登録ユーザー数は1700万人、接続デバイス数は6000万台以上という。
Windows PCやMacに加え、Windows Mobile、iPhoneのスマートフォンからも利用可能で、ゲートウェイサーバを中継しないため専用の機器や管理用の人員が要らない点が特徴だ。
国内では3月3日からNECビッグローブがPC向けの有料サービス「LogMeIn Pro」を提供しているほか、無料版の「LogMeIn Free」も提供されている。どちらでも遠隔からPCの操作や閲覧ができるが、ファイルを手元のPCに転送したり、ゲストアカウントを発行して複数人でPC画面を共有したりする機能は有料版でしか利用できない。有料版の価格は1ライセンスあたり年間9400円、または月額1700円だ。
また、LogMeInはiPhoneからPCにリモートアクセスできるアプリ「LogMeIn Ignition」もApp Storeで販売している。価格は3500円とほかのiPhoneアプリに比べて高額だが、10レビューがついて星4つという評価を得ている。
今後、NECビッグローブはLogMeInの技術を使った遠隔サポートサービスや遠隔メンテナンスサービスの展開についても検討する。NECビッグローブではLogMeIn Proの売り上げを今後3年間で3億円、導入台数5万台にする目標を掲げている。
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