インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月11日、同社独自開発のリモートアクセスサービス「IIJセキュアリモートアクセス」に、端末認証やデジタル証明書連携などのセキュリティ機能と、ホットスタンバイ機能を新たに追加し、同日より提供を開始したと発表した。
IIJセキュアリモートアクセスは、社外からファイアウォールの内側にあるメールサーバーや社内サーバーへのアクセスを手軽に実現するサービス。ユーザーごとのきめ細かいアクセス制御と通信の暗号化により、セキュアなリモートアクセス環境を構築できることが特徴。
今回追加された機能は、端末認証機能とEAP対応、ホットスタンバイ機能。端末認証機能では、接続するPCのMACアドレスによる認証機能を提供する。これにより、自宅のPCなど事前に登録されていない端末からの社内ネットワークへのアクセスを制限し、よりセキュリティレベルの強固なリモートアクセス環境を実現する。
また、VPN接続時の認証プロトコルとして、新たにEAPに対応した。ワンタイムパスワード製品や社内の認証サーバと連携した認証方法に加え、デジタル証明書による認証を行うことで、よりセキュアな暗号化通信を実現する。さらに、スタンバイオプションにホットスタンバイが加わったことにより、万一リモートアクセスサーバーの本番機が正常に動作しない場合でも、自動的にスタンバイ機に切り替わりシステム停止を未然に回避し、常に安定したリモートアクセス環境を実現することが可能となった。
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