アナリスト会社Hitwiseの新しい統計によれば、Facebookのトラフィックは2007年の8月から50%の伸びを示したという。この話の裏にはFacebookの経営陣にとっては好ましくない話もあって、同統計では、News Corporation傘下のMySpaceが米国のSNS市場の67.5%のシェアを依然として占めていることも示している。
Hitwiseの調査によると、Facebookはシェアをここ1年の間に約14%からわずかに20%を超えるまでに伸ばした。一方、MySpaceは2007年からビジット数が10%落ち込んだ結果、75%以上あった市場シェアを減らしてしまった。MySpaceは先週、トラフィック向上につながる可能性の高い音楽サービスを開始しているが、この統計はそれより前にまとめられた。Hitwiseは56種類のSNSサイトが集めたトラフィックを分析し、データをまとめた。
HitwiseはFacebookとMySpaceの後に続く米国のSNSサイトとして、3位にMyYearbook、4位にTagged、そして5位にAOLが所有するBeboを挙げている。しかし、どのサイトのシェアも米国のSNS市場では2%を超えていない。
調査会社は最近、FacebookとMySpaceのトラフィック比較を頻繁に実施している。ComScoreは2008年6月、FacebookのトラフィックがMySpaceのそれを初めて追い抜いたと発表していた。しかし、Facebookの成長をけん引したのは主に米国外の市場で、米国では依然としてMySpaceが第1位のSNSサイトだと誰もが考えているようである。
しかしHitwiseは、MySpaceとFacebookにとって好まくない数字も発表している。SNSサイトのビジット数は2007年の8月から2008年8月には17%落ち込んでいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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