ソネットエンタテインメント(So-net)は、ウェブから電話につなぐ「もしもしクリック」のサービス提供を、9月3日から開始すると発表した。もしもしクリックは、ウェブサイトにあるバナーをクリックするだけで、サイト閲覧者の任意の電話とサイト運営者の電話を接続するサービス。
サイト閲覧者がウェブ上の広告バナーをクリックすると、ポップアップ画面が開く。サイト閲覧者の電話番号を入力し、「電話する」ボタンをクリックすると、サイト閲覧者が設定した電話番号へ、もしもしクリックサーバから着信がある。続いて、サイト運営者へ、もしもしクリックサーバから着信があり、サイト閲覧者とウェブサイト運営者を接続する仕組みとなっている。
従来、ウェブサイトに電話番号を掲載するだけでは、どの媒体を見て電話をかけてきたのかは分からなかった。もしもしクリックの利用で、媒体ごとの入電数を計測し、広告の効果測定が可能。ウェブサイトを運営する企業は、各種問い合わせ、ECサイトでの商品購入サポートなど、マーケティングツールとして利用できるとしている。
閲覧者にとっては、サイト運営者に無料で電話をかけられ、運営者にとってもIP電話通話料金が適用されるため、通常の着信者課金電話よりも、低コストに抑えることが可能となる。
また、サイト閲覧者、ウェブサイト運営者双方とも電話番号を知らせることなく通話ができる。閲覧者は、折り返し電話の依頼の際も、サイト運営者に電話番号を明かすことなく依頼が可能となる。
さらに、サイト閲覧者が一度発信者番号通知で電話し、閲覧者本人の電話番号を登録することで、誤入力やイタズラによる誤発信を防止できるとしている。
ソネットエンタテインメントでは、9月3日のサービス提供にあたり、8月1日から、もしもしクリックの申込受付を開始した。
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