情報・通信およびネットビジネス分野の市場調査機関のミック経済研究所はこのほど、ネット広告代理市場とウェブインテグレーション市場の実態を捉えたマーケティング資料「ネット広告&Webインテグレーション市場の現状と展望2007年」の調査結果を発表した。
調査によると、ネット広告代理事業者50社の2006年度売上規模は、前年度比32.2%増の1813億6000万円。また、2007年度から年平均22.3%で売上規模が拡大し、2010年度には2006年度の2.2倍にあたる4055億円と推定される。
また、2006年度に広告代理店が広告主へ直接広告枠を販売した総市場規模は、3200億円と推定している。
一方、ウェブインテグレーション事業者の市場規模について、主要企業15社に対する面接取材と、36社のIRデータ、および電話調査などにより、計51社を調査した結果、2006年度売上規模は、前年度比25.7%増の539億7000万円。今後、2007年度から年平均14.8%で売上規模は拡大し、2010年度には2006年度の1.7倍にあたる938億円と推定される。
また、2006年ノ度ウェブインテグレーション事業の市場規模は、この主要51社の売上合計に加えて、その他の企業の売り上げの合計を加算した約700億円。2010年度には、1220億円にまで拡大すると予測した。
同調査は、ネット専業広告代理店と総合広告代理店と合わせて24社を面接取材。さらに36社をIRデータ、および電話調査などにより調査し、合計50社の主要ネット広告代理事業者の市場規模と傾向を分析し、まとめられた。
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