Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のマクロミルの協力のもと、アフィリエイト広告に関して、インターネットリサーチ調査を行った。その結果、アフィリエイト広告から商品購入を経験して事があるユーザはわずか13.5%である事がわかった。
今回の調査対象は20歳〜49歳のパソコンインターネットユーザー208人。 年代別ではM1層52人、M2層52人、F1層52人、F2層52人と世代毎の均等割付を行った。
Q1では、アフィリエイト広告から商品の購入や資料請求をした事があるかどうかを尋ねたところ、「商品紹介を見た事がある」というユーザが最も多く37.0%となっている(「何もした事がない」を除く)。 実際の行動に移ったユーザは、「商品購入をした事がある」で13.5%、「資料請求をした事がある」が8.7%という結果となっており、現時点では、まだまだアフィリエイトを通じて商品購入や資料請求を経験したユーザは少ないようである。
しかし、矢野総合研究所の発表によると2008年のアフィリエイト広告市場はパソコン、携帯電話向けをあわせると1064億円にもなると予測されており、今後はアフィリエイト広告を介して商品購入をする事が日常的になると考えられる。(出典:C-NET2006年2月)
Q2では、Q1で商品の購入や資料請求を行った事があるユーザに対してその理由を尋ねた。その結果、 最も回答が多かったのが「その商品や資料自体が良かった」で61.1%、次いで「以前から欲しいと思っていた商品だったから」で52.8%、そして3番目に「ブログ上での説明や紹介文が良かった」の41.7%となった。
この結果から読み取れるのは、まずユーザを実際の行動へと導く為には、商品の質や資料請求の内容などという、その"物自体の良さ(見せ方を含め)"が重要になってくるのではないかという事である。
そして、さらにユーザーの信頼を得る為に、商品や資料請求の内容に関しても、ブログにてきちんと説明をしていくことも重要となってくる。
アフィリエイト広告は急速な勢いでその市場規模を拡大させており、アフィリエイターに関しても増加の一途を辿っている。しかし今後は、質の高いアフィリエイト広告、つまりそれ自体のコンセプトや見せ方がユーザを中心に設計されているサイトやアフィリエイターのみが多くのユーザに支持をされていくのではないかと考えられる。
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