ネットレイティングスは4月25日、家庭内PCからの月間インターネット利用者数が4500万人に到達したと発表した。2007年3月度のインターネット利用動向に関する調査結果で明らかとなった。2010年には5500万人に上る見込みだという。
調査によると、家庭内PCによるインターネットの月間アクティブ利用者数は前年同月比で約500万人の増加(12%増)となり、初めて4500万人を超えた。ネットレイティングスは2000年4月からインターネット視聴率の提供を開始しているが、過去7年間の利用者数の推移データに回帰式をあてはめると極めて高い一致度となったという(決定係数0.988)。
さらに、この回帰式をもとに今後3年間の利用者数を予測すると、2008年夏ごろに5000万人を越え、3年後の2010年春には5500万人となる見込みだという。
ネットレイティングス代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は、「現在でも一定のペースで利用者数が増えているのは、初めてインターネットを利用する世帯の増加だけではなく、すでにブロードバンド回線が引かれている家庭内での利用人数が増えていることが背景にある」と分析。今後も特に小中学生や50歳以上のシニア層などで普及の余地があり、全体の利用者数も増加傾向が続くだろうとしている。
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