ブルー・マーリン・パートナーズ(BMP)は2月15日、企業価値評価システム「Valuation Matrix 2.0」を発表した。
同社は、投資情報サービスやコンサルタンティングを事業展開する企業。今回の新システムは、同社のM&A業務に携わっていた創業メンバーを中心に、一般の個人投資家が簡単に企業価値評価(バリュエーション)できることを目的に開発された。
同システムは、BMPが運営する個人投資家向けの会員制コミュニティサイト「Shares(シェアーズ)」内の主要コンテンツとして提供される。国内および米国の上場企業約2万4000社を対象に、瞬時に企業価値評価と財務分析を実行。企業価値と株価の差による株価の割安度や成長性、財務状態などをワンクリックでビジュアル的に表示する。
また、今回発表されたシステムでは、他ユーザーの意見や評価の集計の閲覧が可能。ユーザー同士の企業分析結果の共有や意見交換が簡単に行える、ユーザー参加型のWeb 2.0的コミュニティを提供できるとしている。
さらに、より専門的な個人投資家向けに、企業価値のシミュレーション機能や、他社との企業分析結果の比較する機能も提供。企業側は、自社の企業価値の分析するツールとして活用することもでき、投資コンサルティング業務を行う会計士や税理士、証券会社、ファイナンシャルプランナーなどが分析ツールとして活用するなど、幅広い層の利用が想定される。
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