NTTとNTTレゾナントは1月24日、過去にブラウザで閲覧したウェブページの履歴から有益と推測されるページを表示、検索できるソフト「gooメモリ・リトリーバβ」の共同実験を「gooラボ」において開始したと発表した。
gooメモリ・リトリーバは、NTTのサイバーソリューション研究所が開発したPC操作履歴に関する「蓄積・管理技術」、および「検索・表示技術」により実現したもの。「蓄積・管理技術」は、ブラウザ操作履歴を自動的に蓄積し、検索対象として利用しやすい形態で管理する技術。
また「検索・表示技術」は、入力されたキーワードにより操作履歴を検索し、ネット検索を行ったときに使用したキーワード、クリックしたリンクの張られたテキストなどの操作の背景情報とともに、一連の操作履歴を出力できる技術。
これらの技術により、ウェブページ閲覧時の一連の操作履歴を保存し、キーワード検索による検索結果を過去の操作内容から重要度が高いと判断される順に表示する。また、すべてのウェブページ閲覧操作の検索が可能で、操作履歴はユーザーのPC内に蓄積される。
gooメモリ・リトリーバはgooラボ上で無償でダウンロードできる。なお、実験期間は1月24日より6月30日までを予定している。今回の実験で、NTTは実験サービスに必要なNTT開発の技術を提供し、有用性および有効性を検証する。
またNTTレゾナントでは、利用動向やユーザーの意見をもとに、パーソナライズサービスなどの提供といったユーザー支援機能の拡大を目指し、「goo」でのサービス化を視野に入れ検討を行う予定。
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