アライドアーキテクツは11月20日、パーティやイベントなど人の集まりに特化したソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「ウゴッシュ(ugosh)」のベータサービスを開始する。ウェブ上で簡単に参加者のスケジュール調整ができるほか、会に集まった人たちのコンタクトリストが自動的に作られ、会が終わった後も連絡を取りやすくした点が特徴だ。
ウゴッシュでは主催者が会の開催通知や出欠確認をブラウザ上で一括してできる。日程が決まっていない場合には、指定した期間の中から参加者が自分の都合の良い日をそれぞれ挙げられるため、スケジュール調整も可能だ。
会終了後は、その会に参加した人のリストが参加者のアドレス帳に追加され、メッセージをやりとりできる機能を搭載した。また、写真の共有機能も盛り込んでいる。これにより、参加者同士のコミュニケーションを活性化させ、次の会の開催につなげる狙いだ。
このほか、カカクコムが運営するレストランの口コミサイト「食べログ.com」のAPIを利用し、会を通知する際にレストランの情報を簡単に掲載できるようにしている。
アライドアーキテクツ代表取締役社長兼CEOの中村壮秀氏はウゴッシュについて、「特に30代以上の人は、本当に仲の良い人とはSNSでつながるのではなく、実際に会ってコミュニケーションをしている場合が多い。そこで、もっと人と会うことをサポートするサービスを提供し、現実での人のつながりがそのままSNSになったら良いのではないかと考えた」と話す。
会への参加連絡などは会員登録をしなくても利用できる。自分のプロフィールページを持ったり、他のユーザーとメッセージをやりとりしたりするには会員になる必要がある。利用料金は無料だ。また、携帯電話からもアクセス可能で、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの3キャリアに対応する。
収益は広告で上げていく考えで、バナー広告のほか、企業がスポンサーとなったイベントの開催や、レストラン等の店舗が利用された場合の手数料収入などを見込んでいる。会が開かれる度にユーザーが増える仕組みのため、ユーザー数は急速に増えると同社では見込んでおり、年内に1万人の会員獲得を目指すとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」