ヤフーは4月20日、ソフトバンク完全子会社のBBモバイルがボーダフォン発行済普通株式の約97.7%(予定)を取得するにあたり発行する、優先株の引受および新株予約権の取得を行うと発表した。ヤフーは、ソフトバンクと3月17日付けで携帯電話事業に関する業務提携に合意している。
優先株式の引受株数は60万株、発行価額は1株につき20万円で、引受総額は1200億円となる。配当は2013年3月31日に終了する各事業年度までは無配とし、2013年4月1日以降に開始する各事業年度は発行価額に0.12を乗じた額とするとしている。償還は、発行体の事前通知により常時償還可能となっている。
一方、新株予約権の取得については、発行価額は無償、新株予約権の数は98個、目的となる株式数は9万8000株で、行使価格は9万5098円となっている。行使期間は、2013年4月1日から2016年4月27日までとなっており、2006年4月1日から2013年3月31日までのBBモバイルの累積EBITDAが3兆3500億円を超えることが行使条件となる。なお、ヤフーは、みずほコーポレート銀行をアレンジャーとするシンジケートを借入先として、借入金額800億円の資金調達を行うとしている。
今回の業務提携により、2007年3月期第1四半期において支出として発生するキャッシュフローは1200億円。ヤフーではこの件による2007年3月期第1四半期業績見通しの変更はないとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」