フェンリルは10月12日、Internet ExplorerコンポーネントとGeckoエンジンを利用したフリーウェアのタブブラウザ「Sleipnir 2.00」の正式版を公開した。6月30日にテクノロジープレビューを目的にしたアルファ版を公開してから、約3カ月半での正式版公開となった。
動作速度が速いこととカスタマイズ性が高いことで熱狂的なファンがいるSleipnirは、2004年11月に開発者の柏木泰幸氏が、Sleipnirのソースコードが保存された開発用PCとバックアップ用PCが盗難にあって開発の継続が危ぶまれていた。その後、Sleipnirをさらに使いやすいソフトウェアにするために柏木氏は、資本金1000万円で6月13日に「フェンリル株式会社」を設立し、後継版の開発を進め、ようやく正式版の公開までこぎ着けた(関連記事)。
Sleipnir 2.00正式版は、10月4日に公開したリリース候補第1版(RC1)から特別大きな新機能や機能変更はなく(関連記事)、主に高速化とバグフィックスを図った。そうした中でも、追加した機能はいくつかある。NetscapeやFirefox、Operaなどの他ブラウザからのお気に入りのインポートが可能になり、Internet Explorerへのお気に入りのエクスポートもできるようになった。さらに、16x16ピクセルの小さなツールバーに対応するスキンが選択可能になった。
正式版を公開したことに関して柏木氏は、「ようやく正式版を公開することができた」とほっとした様子だが、「土台の部分がやっと完成し、まだスタートラインに立っただけ。これからが本番だ」と今後に意欲を燃やす。柏木氏によると、開発が止まった1.66にあった機能はインテリサーチなど「一部ニーズの低いものを除いてほぼ実装できた」と言う。
当面は、操作性の向上やバグフィックスなど細かい点を中心に完成度を高めていくが、それが一通り片づけば「ニーズの低かった機能も合わせて、今後はプラグインの開発や配布、自動更新などに力を入れていく。ユーザーをあっといわせるプラグインもいくつか用意しているので楽しみにしてほいしい」と語った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス