インデックスの数をめぐって検索エンジン各社が戦いを繰り広げているが、Googleはこのほど同社のインデックスが競合他社の3倍を超える規模になったことを明らかにした。
「われわれは7度目の誕生日を祝っている・・・とても充実した1年だった」と、Google最高経営責任者(CEO)のEric SchmidtはCNET News.comとの電話インタビューのなかで語った。同氏は、このインタビューの中で、「Google Talk」「Google Earth」「Google Video」「Google Desktop Search」などの新製品を同社が公開したことに触れた。「そして、われわれはインデックスに関してある意味で苦闘してきた。われわれのインデックスは常に他社よりもはるかに大きなものである」(Schmidt)
「われわれは今夜、未複製のページに関し、わが社のインデックスがほかの検索エンジンに比べて3倍以上大規模であることを発表する」と同氏は述べたが、具体的に何ページがインデックスに登録されているかは明かさなかった。
Googleは以前、80億ページをインデックス化していると述べたことがあったが、「人によってインデックス数の数え方がまちまち」であることから、今後は登録されたページの数を明らかにしないことにしたとSchmidt は語った。
さらに、同社はユーザーに対し、特別なクエリをつかって各社のサーチエンジンをテストし、どのエンジンが最も多くの検索結果を表示するかを見てみることを勧めていると、同氏は語った。
「われわれはエンドユーザーに満足のいくまで試してもらいたいと思う。ユーザーはわれわれのサーチエンジンがどこよりも多くの結果を表示することに気付くことだろう」(Schmidt )
「Joe Schmoe」および「pickles」というキーワードを使ったあるランダムなテストでは、Googleで得られた結果の数は451件だった。それに対し、Yahooで帰ってきた結果の数は62件で、MSNでは60件、またAsk Jeevesでは54件という結果が出た。
Googleは先月、Yahooが200億ページを上まわるページをインデックス化しており、その大きさでGoogleを上まわったと主張した際、異議を唱えていた。
Search Engine Watch編集者のDanny Sullivanは、検索結果について、関連性の高さこそが最も重要だとし、検索エンジン各社に対してこれを計測する統一された方法を開発するように促した。
「私や他の人間がこれまで何度も記したように、本当はどこのインデックスが最も大規模かという点は問題ではない」と、同氏は先月Yahooの発表が出された後に自分のブログに記していた。
規模よりも関連性の上が重要だとするSullivanのコメントに対しては、Schmidtは「インデックスの規模が大きいほうが、関連性の点で優れ、より包括的なニュースを提供できる」と答えた。
「Googleがホームページからインデックスの数をはずしてしまい、それが意味のない数字であると悟ったことを讃えたいと思う」とYahooは声明のなかで述べている。「われわれが過去に言った通り、重要なのは消費者が捜しているものを見つけだせることだ。われわれはGoogleユーザーに対し、Yahooのサーチエンジンで出た結果を(Googleのそれと)比較してもらいたいと考えている」
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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