NTTレゾナントは8月29日、携帯電話向け情報提供サイト「モバイルgoo」で携帯電話向けのサイト検索機能と連動した検索連動型広告サービスを9月1日から開始すると発表した。これに併せて、併せて、広告収入の分配を前提としたモバイルgooの検索機能を、ISPが運営する携帯電話向けサイトやコミュニティサイト、ニュースサイトなど、ほかの携帯電話向けサイトに向けて提供していく。
モバイルgooでは、検索対象となるiモード向けページを350万ページから1500万ページに拡大すると共に、キャリアごとに閲覧できるページと閲覧できないページがあることを踏まえ、検索対象ページのキャリア判定機能を導入するなどの検索機能を強化してきた。こうした携帯電話向けサイトの増加に対応し、広告サービスでは1クリックごとに課金するPPC(Pay Per Click)型を採用した。携帯電話からモバイルgooの検索サービスを利用すると、検索結果ページの上部にPPC方式のテキストリンク広告を1ページに最大2件表示する。
iモード、EZweb、Vodafone Live!の各サービスに対応し、サービスごとの出稿も可能だ。入札金額に応じて広告掲載の順位が決定される方式とは異なり、56の広告ジャンル別に設定された価格の範囲内でクリック単価を設定可能で、広告出稿者が指定したクリック単価に応じて、独自の計算式に基づき1位で表示される確率を算出し、順次表示していく。これにより、クリック単価が低くても上位で広告表示される場合も出てくるという。
広告販売に関してはディーツーコミュニケーションズと提携し、同社を通じて行う。出稿するには広告費用のほかに初期登録料として別途1000円がかかる。
NTTレゾナントでは、他の事業者へモバイルgooの検索機能を積極的に提供し、広告配信ネットワークを拡大していくことで、2007年度末までに約3億円の売上を目指す。
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