2004年の年末商戦にオンライン上で初めて買い物をした消費者の数がおよそ1770万人に上ったことが、市場調査会社JupiterResearchの調査で明らかになった。
米国時間7日に発表された同調査結果によると、オンライン小売業者の売上は2004年11月〜12月の2カ月間で221億ドルに達し、前年同期と比較して22%の増加となった。
この増加の原因について、JupiterResearchは2004年の年末商戦期間中に初めてオンライン上で買い物をした消費者の数が急増したため、と分析している。
「小売業者にとって、クリスマス休暇は新規顧客を開拓する絶好の機会」と語るのはJupiterResearchの小売担当アナリスト、Patti Freeman Evansだ。同氏はさらに「数百万人の人々が初めてオンラインショッピングを行なっただけでなく、購買者の4人に3人がこれまで利用したことのないサイトで買い物をした」と述べている。
今回JupiterResearchが発表した数字は、以前他の調査会社が発表した予測値をやや下回っている。Goldman Sachs、Harris Interactive、Nielsen/NetRatingsの3社が先月発表した同様の調査結果では、旅行業を除く同期間中のオンライン小売業者の売上は、232億ドルだった。
JupiterResearchは2005年もこの増加傾向が続くと予想している。同社は、2005年のオンライン小売業者の売上総額は、2004年の660億ドルからおよそ20%増の、790億ドルに達すると見ている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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