Lunar Prizeで与えられる賞は複数あり、優勝2000万ドル、準優勝500万ドル、そして、特別賞500万ドルとなっている。2000万ドルを獲得するためには、2012年12月までに探査機を月面に着陸させる必要がある。その後、コンテスト終了予定の2014年12月までの場合、賞金は1500万ドルに下がる。
準優勝を獲得するためには、探査機を月面に着陸させ、地球へデータを送信する必要があるが、500mの探査は必須ではない。5000mよりも長い距離を移動した場合などは、特別賞を獲得できる。
X Prize関係者らは、4〜6年以内に最初のチームが挑戦を開始すること期待していると述べる。参加チームは、資金の最低90%を民間から得ている必要がある。
X Prizeは、月に向かうNASAの試みと協力しているのか、という質問についてDiamandis氏は、NASAとの話を始めたいと思っていると答えた。「勝者となった探査機の顧客がNASAであることを希望する」と同氏は述べた。
GoogleとX Prizeは今回のコンテスト支援にあたり、Space Exploration Technologies(SpaceX)を含む複数のパートナーと協力している。SpaceXは、PayPal創設者であるElon Musk氏が運営し、参加チームの打ち上げで推奨団体となっている。また、GoogleとX Prizeは、SETI Instituteが運営するAllen Telescope Arrayと提携し、月から通信ダウンリンクを可能にする。
やはりイベントで話をしたMusk氏は、世界中の人々の創作意欲を刺激することについて、Page氏の考えに同調した。「これは、科学、技術、数学のためにわれわれができる最も素晴らしいことだ」と同氏は述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境