グーグル、月面探査ロボットに3000万ドルを出資へ - (page 3)

文:Stefanie Olsen(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年09月14日 10時34分

 Lunar Prizeで与えられる賞は複数あり、優勝2000万ドル、準優勝500万ドル、そして、特別賞500万ドルとなっている。2000万ドルを獲得するためには、2012年12月までに探査機を月面に着陸させる必要がある。その後、コンテスト終了予定の2014年12月までの場合、賞金は1500万ドルに下がる。

 準優勝を獲得するためには、探査機を月面に着陸させ、地球へデータを送信する必要があるが、500mの探査は必須ではない。5000mよりも長い距離を移動した場合などは、特別賞を獲得できる。

 X Prize関係者らは、4〜6年以内に最初のチームが挑戦を開始すること期待していると述べる。参加チームは、資金の最低90%を民間から得ている必要がある。

 X Prizeは、月に向かうNASAの試みと協力しているのか、という質問についてDiamandis氏は、NASAとの話を始めたいと思っていると答えた。「勝者となった探査機の顧客がNASAであることを希望する」と同氏は述べた。

 GoogleとX Prizeは今回のコンテスト支援にあたり、Space Exploration Technologies(SpaceX)を含む複数のパートナーと協力している。SpaceXは、PayPal創設者であるElon Musk氏が運営し、参加チームの打ち上げで推奨団体となっている。また、GoogleとX Prizeは、SETI Instituteが運営するAllen Telescope Arrayと提携し、月から通信ダウンリンクを可能にする。

 やはりイベントで話をしたMusk氏は、世界中の人々の創作意欲を刺激することについて、Page氏の考えに同調した。「これは、科学、技術、数学のためにわれわれができる最も素晴らしいことだ」と同氏は述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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