アドバンスト・メディアは8月28日、音声認識技術AmiVoiceを利用し、声によるコマンド操作で会議室機器を制御するシステム「AmiVoice SceneDirector」の販売を、9月1日より開始すると発表した。
AmiVoice SceneDirectorは、マイクに向かってコマンドを話すだけで、AVアンプ、プロジェクター、照明機器および空調機器など、会議室機器操作を可能としたシステム。従来の会議室機器操作に必要であった複数のリモコン操作やタッチパネル操作などの不便さを解消し、ユーザーが声で意のままに操作できるとしている。
マイクに話しかけたコマンドは、制御用PCにてデータ化され、データ化されたコマンドを受け取ったAVシステムコントローラが、各機器を制御する。例えば、「プレゼンテーション開始」とマイクに話しかけるだけで、収納されているスクリーンが下り、プロジェクターに電源が入る。続いて照明をプレゼンテーションに適した光量に調節し、プレゼンターの位置にスポットライトを当てるなど、一連の自動制御が可能だ。
コマンドとなる言葉は、制御に合わせユーザーが自由に登録できる。また、音声認識技術AmiVoiceには、不特定話者対応技術があり、初めて会議室を利用する人でも、事前に音声登録をすることなく、声による会議室機器制御を可能としている。
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