仮想化ソフトウェアベンダーのParallelsが、同社を代表する「Parallels Desktop」ソフトウェアの新しいベータ版をリリースした。IntelベースMacintoshのユーザーが同製品を使えば、Macのデスクトップ上のウィンドウのなかで、Windows XPからLinuxまで、ほかの複数のOSを動かせるようになる。Apple ComputerのWorldwide Developers Conference(WWDC)で行われた今回の発表は、仮想化製品ベンダーのVMwareがParallelsと競合するかもしれない製品のリリースを発表し、Microsoftが自社製品の開発中止を明らかにした翌日というタイミングになった。
Parallelsの動作速度および効率性の向上が中心となる今回のアップデートでは、ハードディスクのキャッシュを無効にしてパフォーマンスを向上させるオプションの追加や、キーボードとUSBのサポート向上、複数のバグ修正などが行われている。Parallelsの既存ユーザーは新しいベータ版を無償でダウンロードできる。また、新しいユーザーは、79.99ドルの通常価格を支払う前に15日間の試用が可能となっている。アップデート版のParallelsは、数週間でベータ版から市販版に移行する見通し。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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