IBMやCisco Systems、Network Applianceなどの大手IT企業7社が、ストレージ機器管理用の共通プラットフォームを開発するオープンソースグループを立ち上げたと、米国時間25日に発表した。
「Aperi」と呼ばれる同グループには、前述の企業のほかに、Brocade Communication Systems、Computer Associates International、Engenio Information Technologies、McData、富士通の各社が参加を表明している。
一方、同グループのメンバーのなかには、EMCやSymantec、Hewlett-Packardなど、この分野の大手企業の名前は見あたらない。
Aperiは、ストレージ機器を管理するオープンソースプラットフォームの開発に重点を置くことになるが、ただしストレージのオープンスタンダード策定に向けてこのような活動に取り組んでいる団体はほかにも存在する。
Aperiでは、Storage Networking Industry Association(SNIA)の「Storage Management Initiative Specification」といった既存のストレージ仕様を拡張していく予定だという。
SNIAの取り組みでは、異なるベンダーから出ているストレージ機器を簡単に運用管理するためのインターフェースを規定することに重点が置かれている。
IBMは、自社のストレージ管理技術の一部をAperiに提供する予定で、他社もこれに追随する可能性がある。
これに関連して、IBMは25日に同社の「WebSphere Application Server Community Edition」を発表した。この中規模企業向けに設計されたサーバソフトウェアを使うことで、顧客企業では簡単にオープンソースベースの技術を利用できるようになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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