IBMは、4Gbpsの高速ファイバーチャネルに対応したミッドレンジのストレージシステムを発表した。
IBMは米国時間11日、67テラバイトまでのデータ容量をサポートするストレージシステム「DS4800」を発表した。TotalStorageラインへ新しく追加された同製品は、IBMのAIXやHewlett-Packard(HP)のHP-UX、Sun MicrosystemsのSolaris、MicrosoftのWindows、IntelおよびPowerベースのLinuxなど、さまざまなオペレーティングシステムに対応する。
DS4800では、同日公開されたSAN Volume Controller(SVC)のアップグレード版などのIBM製ストレージソフトウェアもサポートする。IBMによると、SVCは現在、最大256のホスト接続をサポートしている。
DS4800には、フェールオーバー機能が装備されており、先頃発表された「Integrated Backup for Databases(データベースの統合的バックアップ)」機能を搭載する。対象となるのはAIX上で稼働するデータベースとIBM DB2 Universal Database。他の特徴としては、システム上の問題を知らせるアラーム、長くなったバッテリー寿命、追加された2つ目のイーサネットポートなどがある。
DS4800の2つのモデル、82Aと84Aは、米国時間6月17日から出荷される予定だ。スタート価格は5万4000ドルからとなっている。SAN Volume Controllerバージョン2.1.1は、4万4500ドルのスタート価格で5月13日に発売するとIBMは述べている。
競争が非常に激しいストレージ市場では新製品の投入が相次いでいる。HPは、5月16日にラスベガスで開催する「HP Americas StorageWorks Conference」で、新しいストレージ製品とサービスを発表する予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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