セールスフォース、ヤフーオークション利用者向け管理ツールの提供を開始

 セールスフォース・ドットコムは3月7日、「Yahoo!オークション」利用者向けに、オークション管理ツール「Salesforce for オークション」の提供を開始した。

 Salesforce for オークションは、セールスフォース・ドットコムが法人向けに提供しているオンデマンドCRMサービス「Salesforce」をYahoo!オークション利用者向けにカスタマイズした個人向けのサービスだ。オンデマンドプラットフォーム「AppExchange」上に構築されており、オークションの取引開始から落札までのプロセスをオンデマンドで管理、共有できる。

 Yahoo! JAPANとセールスフォース・ドットコムは、Salesforce for オークションを試験サービスとして2005年9月1日から無料提供しており、現在4000ユーザーが利用している。今回のサービスは、試験サービス期間中にユーザーから寄せられた要望を反映させ、本格サービスとして開始するもので、価格は月額210円となっている。

 主な機能として、取引相手別、商品別にオークション活動の進捗管理ができる「オークション管理機能」や、データの抽出条件を設定して、月別収支や出品金額、落札金額など、オークション活動のレポートが作成できる「レポート機能」、テンプレートを利用したウェブメールの送信が可能な「メール機能」、オークションの取引スケジュールを管理する「スケジュール管理機能」などがある。また、画面レイアウトや管理項目などは、ユーザー自身が、簡単にカスタマイズできるほか、オークション活動以外の住所、電話、メールアドレスなどの管理にも利用できる。

 なお、Salesforce for オークションは、セールスフォース・ドットコムが提供する初の個人向けサービスとなる。Salesforce for オークションの提供開始により、サービスブランドの認知を拡大し、法人向けのSalesforceの売上向上も狙う。

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