Sun Microsystemsが、オペレーティングシステムOpenSolarisの主要コンポーネントであるファイルシステムのソースコードをリリースした。
同社は米国時間16日、OpenSolarisのアップデートの一環として、データとファイルを管理する「ZFS」のソースコードをリリースした。Sunは2005年6月にOpenSolarisプロジェクトの本格稼働を開始し、Solarisのコードの一部を初めて公開した。その後、同社は追加コードを順次発表してきている。
Sunの幹部らは17日午後に、記者会見を開き、OpenSolarisやZFSの取り組みについて説明する予定だ。また、同会見ではソフトウェア担当バイスプレジデントも登場する。
OpenSolarisの他に、同社はオープンソースデータベースの戦略についても話をするものと期待されている(関連記事)。2005年2月に、Sunの最高幹部らはオープンソースデータベースを同社の製品に組み込む意向を明らかにしていた。
先頃のインタビューで、Sunのソフトウェア担当最高技術責任者(CTO)Hal Sternは、Sunのエンジニアたちが「Derbyで遊んでいる」と述べた。Derbyは、IBMがApache Foundationに提供したJavaベースのオープンソースデーターベースである。2005年8月にSunは、従業員がDerbyプロジェクトに取り組んでいることを明らかにした。
同社は15日にはOpenSolarisプロジェクトの一環として、プログラマがソースコードを見たり検索したりするのに役立つ「OpenGrok」という名称のソースコードブラウザも発表した。
Sunの幹部らは、自社のソフトウェア製品のほとんどまたはすべてをオープンソースにしていくつもりであると述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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