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IBMとインテル、ブレードサーバの設計仕様を「オープン」に--他社は猛反発

2004/09/02 20:12
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 IBMとIntelは9月2日(米国時間)に、ブレードサーバに関する自らの設計を事実上の標準として確立するための新たな施策を発表する。だが他のメーカーからは、従来の標準化プロセスを好ましいとする声が上がっている。

 IBMとIntelは、サードパーティ企業が(両社の設計に基づいた)ブレードサーバのシャーシに組み込んで使うネットワーク機器や特定用途向けサーバなどを、これまでより簡単に開発できるようになることを発表する予定。両社は2002年にブレードサーバの開発で提携している。

 「BladeCenterやIntelから出ている関連機器向けに、何かの製品を開発しようとした場合、現在はIBMかIntelと契約を結ぶ必要がある。だが今後は、依然として技術ライセンス契約を結ぶ必要はあるものの、ロイヤリティの支払いはいらなくなる」と、IBMのBlaceCenter戦略ディレクター、Tim Doughertyは述べている。

 自らの設計を支持するIT企業の増加をねらった両社のこの動きは、IBM-Intelの設計をデファクトスタンダードにしようとする取り組みにおける最新のものだ。しかし、ライバル企業らは自らの意見も設計に反映されるような、中立の標準技術を望んでいる。市場調査会社IDCでは、2008年に出荷されるサーバのうち、全体の29%がブレードサーバになると予想しているが、これを考えれば彼らが標準化のプロセスに関心を持つのも自然なことといえよう。

 BladeCenter技術の開発は、いまだにIBMとIntelが厳しくコントロールしている状態だ。そして、プラグインのインターフェイスは仕様が比較的オープンだが、シャーシの設計は依然として公開されていないことから、これを販売できるのは事実上IBMとIntel、そして両社のビジネスパートナーのみに限られることになる。

 仕様を公開することは、マーケティングの面からみると賢明な動きといえるが、顧客が望むような真の意味での標準を提供することにはならないと、GartnerのアナリストJohn Enckはいう。

 「これはオープンスタンダードでもなければ、業界標準でさえもない。単純に、IBMとIntelが自社のハードウェア向け仕様を公開して、他のメーカーが同仕様向けの製品を作れるようにしたというだけだ。もし顧客がこうした決定を下しても、IBMとIntelは互換性を持たせようとは考えないだろう」(Enck)

 Insight64のアナリストNathan Brookwoodもこの意見に同意しているが、ただし他のメーカーにとっては独自設計からの移行は難しいと述べている。独自の設計を採用していれば、それで顧客を囲い込めるからだ。「ベンダー毎に違った独自標準を採用している場合は、必ずこうした問題が存在する。どのベンダーも、競合相手に力を貸すようなことはしたくない」(Brookwood)

 IBMのDoughertyは、ライセンス条件の変更により、現在はごくわずかしかないBladeCenter用のプラグイン製品が数百種程度まで増えることを望んでいると述べている。多くの企業は、自社でのブレードサーバ構築に関心を示していると同氏は語った。

 他メーカーより提供される可能性があるのは、SAN向けのiSCSIのような外部接続機器向けアダプタなどのネットワーク製品のほか、ファイアウォールや暗号化通信アクセラレータのような特定用途向けサーバがあると、Doughertyは述べた。

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