Apple TVは、Appleにとって「趣味」だと長い間考えられていたが、今週には粋な見栄えと価格を持つ製品になるかもしれない。ストリーミングセットトップボックスである同製品は、2008年の登場以来ほとんど変更が加えられてこなかった。しかし、iPod touch/iPhoneサイズへの小型化、99ドルの価格、自社製A4チップとiOS 4の搭載、機械的な160Gバイトハードドライブの廃止、そして、最小16Gバイトフラッシュストレージへのスケールダウン、などのうわさが絶えない。また、AppleはApple TVの名称をオリジナルの「iTV」に戻し、同社の他のiDeviceとそろえるのではとも言われている。
現在のApple TVは、価格が229ドルで、スリム化したAppleのデスクトップOS「Mac OS X」を稼働している。同デスクトップOSをタッチスクリーンOSにすることで、同一アプリケーションをAppleの全モバイルデバイスで動作させるための簡単な方法を得られるだろう。しかし、多数のコンテンツのダウンロードおよび所有を可能にするハードドライブを廃止するというアイデアは、Apple TVでコンテンツストリーミングができるようになる可能性を示唆する。これは、アプリケーション版のNetflix、Amazon、Hulu Plus、そして、おそらくiTunes自身を使って可能となるだろう。しかし、ビデオコンテンツのストリーミングを可能にするために必要な契約をAppleが結んできているかは不明だ。
iTunesのアップデートの一部(そして、それはアップデートされたApple TVと恐らく組み合わされるであろう)として、99セントでのテレビ番組のレンタルが考えられる。それは、iTunesで映画をレンタルする方法と同じになると思われ、いったんレンタルしたコンテンツは、期限切れとなるまでの一定期間視聴が可能となる。テレビ番組は現在、購入のみが可能で、標準画質で1.99ドル、HDで2.99ドルとなっている。
複数の報道によると、Appleは、CBS、NBC、Walt Disney、News Corp.と協力して、99セントのレンタルを導入しようとしているが、この契約は先週後半の時点で締結には至ってないようだ。テレビ番組のレンタルという考えは、長くうわさされているiTunesのサブスクリプションサービスに取って代わるものになる可能性がある。Appleは同サブスクリプションサービスに少なくとも5年間取り組んでいる。
Appleのイベントは、米国太平洋夏時間9月1日午前10時に開催される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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